「自分はサラリーマンだから節税なんか関係ない」と思う方もいるかもしれませんが、実はそんなことはなく、お得に節税できる方法があるんです。
そこで今回は、サラリーマンでもできるお得な節税を3つ紹介します。
今回解説する点を頭に入れておけば、マネースキルが一段とアップすること間違いないでしょう。
サラリーマンでもできるお得な節税3選
お得な節税1:ふるさと納税の活用
ふるさと納税とは、あなたが応援したいと思う自治体へ寄付ができる制度です。
寄付をすることで地域貢献に繋がるだけではなく、お礼の品として特産品や名産品が貰え、さらに確定申告を行うことで住民税や所得税の還付・控除が受けられます。
また、サラリーマンの方は、ふるさと納税を行う自治体の数が5つ以内の場合、あらかじめ寄付をする際に「ワンストップ特例制度」の適用にチェックを入れることで、確定申告が不要になります。
ふるさと納税をすると自己負担額2,000円を除いた金額が控除になった上で、特産品を受け取ることができる、やらないと損ともいえるお得な制度です。
ただし、控除額には年収や家族構成により上限があるので注意が必要です。
ふるさと納税ポータルサイトにあるシミュレーションを上手く活用して、自分の上限額を把握してから寄付を行うことをおすすめします。
お得な節税2:「医療費控除」もしくは「セルフメディケーション税制」の活用
医療費控除とは、自分や家族が1年間のうちに支払った医療費の合計から、受け取った保険金などを差し引いて10万円を超えた場合(その年の総所得金額等が200万円未満の人の場合は、総所得金額の5%の金額)に確定申告をすることで所得控除できる制度です。
もし、自分や家族全員分の医療費を合わせても、1年間に10万円以上にならない方は「セルフメディケーション税制」が使えるかもしれません。
セルフメディケーション税制とは、職場の健康診断や予防接種、がん検診などを受けている人が対象で、1年間に1万2000円を超えるスイッチOTC医薬品を購入した場合に、超える部分を控除できる制度です。
セルフメディケーション税制の対象となるスイッチOTC医薬品かどうかは、商品パッケージの正面に「控除対象」という記載があるかどうかで判断できます。
注意点としては、「医療費控除」と「セルフメディケーション税制」の両制度を使うことはできないので、自分に合った方を選択する必要があります。
まずは、病院や薬局でもらう明細やレシート、領収書などをしっかり保存することから始めましょう。
お得な節税3:iDeCo(イデコ)の活用
iDeCo(イデコ)とは、「個人型確定拠出年金」のことをいい、自分で決めた掛け金を月々積み立てて運用していき、60歳以降に運用資産を受け取ることができる制度です。
運用の成果次第でお金が増減しますが、選択する商品によってはローリスクで運用することができるものもあります。
iDeCo(イデコ)は運用益も魅力的ですが、各種税制優遇を受けられるのが特徴です。
まず、月々積み立てていく掛け金全額が所得控除になり、所得税や住民税が減税できます。
また、通常、株や投資信託などの運用益には20.315%の税金がかかりますが、iDeCo(イデコ)で得られた運用益は非課税になります。
さらに、運用資産を受け取るときには、「退職所得控除」や「公的年金控除等」が適用されます。
このように掛け金の全額控除、運用益の非課税、受け取り時の税金優遇を受けられるので、節税効果が高いのが魅力です。
ただし、運用資産は原則60歳までは引き出すことができないので、余裕資金で行う必要があるでしょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
今回はサラリーマンでもできるお得な節税を3つ解説しました。
もういちど振り返ると
お得な節税1:ふるさと納税の活用
お得な節税2:「医療費控除」もしくは「セルフメディケーション税制」の活用
お得な節税3:iDeCo(イデコ)の活用
今回解説した節税方法を頭に入れて、ご自身に合った方法にチャレンジしてみてください。