×
お金

生命保険は3種類!基礎知識とあわせて解説します

生命保険

世の中にはさまざまな生命保険がありますが、あなたは自分が入っている保険の種類が何なのかはっきりと答えられますか?

今自分が入っている生命保険について理解できれば自分に合った生命保険かどうか判断することができ、場合によっては保険料の見直しもできるかもしれません。

今回はそんな生命保険の種類と基礎知識を解説します。

生命保険で知っておきたい単語

保険金額

保険金額とは、保険契約において給付が約束されているお金のことをいいます。

生命保険では支払事由に該当すると一定のお金が給付されます。

保険料

保険料とは保険契約において保険会社に支払うお金のことをいいます。

保険料は保障の内容や期間により差があります。

満期

満期とは最初に決めた保険期間の終了日が到来し保険契約が切れる日のことをいいます。

満期保険金

満期保険金とは保険契約終了時に払い戻されるお金のことをいいます。

解約返戻金

解約返戻金とは保険契約を解除した場合に払い戻されるお金のことをいいます。

生命保険の3つの分類

生命保険は大きく3つに分かれます。

それは「定期保険」、「終身保険」、「養老保険」の3つです。

定期保険

定期保険とは保険を契約している期間中は保険金額が変わらず、死亡や高度障害の保障される期間がいつまでと決まっています。

また基本的に解約返戻金はなく、「掛け捨て保険」とも言われています。

一生涯保障する「終身保険」に比べて保険料が安いのが特徴です。

定期保険のメリットとして、「割安な保険料」で「死亡や高度障害」に備えることができます。

一方、定期保険のデメリットとして、あくまでも一定期間の保障のため、保険期間を1日でも過ぎると保障がありません。

更新型

定期保険の契約には10年ずつ更新する「更新型」と最初から30年など長期間で契約する「全期型」があります。

更新型は、更新のたびに支払う保険料が上がっていきます。

特に高齢になると上昇する幅も大きいのが特徴です。

更新型は最初のほうは全期型より保険料が安いですが、長期間でみると支払う総保険料は多くなります。

全期型

全期型は最初の保険料が高いですが、更新がなく、保険契約の期間中は保険料が変わらないのが特徴です。

保障が欲しい期間が決まっている場合は全期型がいいでしょう。

終身保険

終身保険とは一生涯を通して保障が続き、死亡もしくは高度障害になったときに死亡保険金が支払われます。

特約でその他の保障をつけることも出来ます。

終身保険は保険期間中に更新がないため、保険料は一定ですが、定期保険よりは割高です。

また保険料の一部が積み立てられており、万が一、途中で解約しても解約返戻金という形でお金が戻ってくるため、貯蓄性を兼ね備えた保険といえます。

ただし、解約した後は保障がなくなります。

また、解約返戻金の額は契約の期間が短いほど支払った金額より少なくなります。

終身保険は保険料の払込期間が選べるようになっており、終身払いは生きている限り保険料を払い続けますが、短期払いは支払う期間や年齢を設定できます。

払込期間を短くすることで月々の保険料は大きくなりますが、全期間で支払う総保険料を抑えることが出来ます。

終身保険のメリットとして、必ず保険金を受けることができ、保険料がずっと変わらず、貯蓄性があるということがあげられます。

一方、デメリットとしては、定期保険に比べ保険料が高く、途中解約では解約返戻金が少なく元本割れの可能性があることがあげられます。

養老保険

養老保険とは亡くなった時、または存命だったときの両方で保険金を受けることが出来ます。

そのため養老保険は「生死混合保険」といわれます。

養老保険の保険料は「定期保険」や「終身保険」と比べて割高です。

養老保険では死亡に備えつつ貯蓄も出来るようになっているため、保険料が高く設定されています。

養老保険は、もし万が一のことが起こらず、存命だった場合でも死亡保険金と同額の満期保険金を受け取ることができるというメリットがあります。

掛け捨て型の定期保険では、存命のまま満期を迎えた場合は保険金を受け取れずに保障が終了してしまいますし、終身保険には満期がないため、存命中は保険金が支払われることはありません。

また,養老保険は解約返戻金の高さもメリットで、解約返戻金のある終身保険と比べてみても返戻率が高い期間が長く設定されています。

もし保険契約中に条件の良い保険を見つけた場合でも、解約返戻金が多いので保険の見直しもしやすくなっています。

一方、養老保険のデメリットとしては、毎月の保険料の支払いが高いことです。

また、満期後に保障の更新ができません。

万が一のことが起こった場合の保障を一生涯にわたって備えたい人には、養老保険の保証では足りない可能性もあるので、保険料や保障のバランスを考えて組み合わせるのがいいでしょう。

生命保険に関する疑問

どれくらいの人が加入しているの?

生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると、男女とも8割以上の人が何かしらの生命保険に加入しています。

みんな何歳から契約し始めるの?

30歳代から加入率が急激に上昇していることから、結婚や出産などを契機に保険について考える人が多いようです。

みんな保険金はいくらで契約しているの?

死亡保険金の金額を1000万円~2000万円程で契約する人が多いようです。

生命保険種類別の加入に向いてる人

定期保険

保険期間が一定で掛け捨て保険なので、期間を限定して高額な保障を求めてる人。

終身保険

保険期間が一生涯のため、家族に必ず残したいお金を準備したい人。

養老保険

保障もされながら並行して貯蓄をし、将来のお金を貯めたい人。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

今回は生命保険の3つの種類と基礎知識を解説しました。

生命保険はどれもメリット、デメリットがあるので、それぞれ自分に合った生命保険に加入することが大切です。

今一度しっかり理解をしておきましょう。