投資信託とは、投資家から集めたお金を元に、運用のプロが株式や債券などに投資運用する商品のことで、その運用成果が投資家の投資額に応じて分配される仕組みです。
現状、普通預金の金利が年0.001%と、銀行預金の金利が極端に低い水準にある中で、ただ貯金するだけではお金を増やしていくのに相当な時間がかかります。
そこで、投資で資産を増やそうと検討されている方も多いのですが、「株式投資」や「FX」は知識やノウハウが必要で、初心者には難しいのも事実です。
そこで今回は、投資初心者におすすめの投資信託について3つのメリットを解説します。
今回の記事で投資信託の魅力に気付いてもらえると嬉しいです。
投資信託のメリット
①投資のプロに運用を任せるので初心者でも始めやすい
投資信託では、実際の運用はファンドマネージャーと呼ばれる投資のプロが行います。
ですので、投資信託を買った後は、基本的にほったらかしで大丈夫なのです。
株やFXの場合、投資家が自分で銘柄や通貨を選び、売買タイミングも考えて投資をする必要があるので、知識のない初心者が始めるのは時間がかかってしまいます。
一方、投資信託の場合、投資家は何の投資信託にするか選ぶだけで、あとはプロが投資先を選定し、売買までしてくれます。
初心者が知識のない状態からでも始めやすく、手間がかからず短期間で大きな損をしてしまう可能性も低いのです。
②分散投資しやすいのでリスクも軽減できる
一つの企業や国内に限定して投資を行う場合、特定の企業の不祥事や業績不振、景気の変動による損失をモロに受けてしまう可能性が高まります。
しかし、投資信託では投資家から集めたお金を、国内に限らず先進国や新興国の株式や債券に投資します。
そのため、結果的にリスクを分散させることができます。
③つみたてNISAを使うと利益を非課税にできる
通常、投資信託で売却益が出ると税金(20.315%)がかかりますが、「つみたてNISA」を使うと非課税でまるまる儲けることができます。
つみたてNISAとは、2018年1月からスタートした、少額からの長期的な積み立てや分散投資を支援するための非課税制度です。
つみたてNISAを利用できるのは、日本にお住まいの20歳以上の方で、非課税投資額の上限は20年間で最大800万円、毎年の新規投資上限額は40万円です。
また、投資方法は定期かつ継続的方法による積立になるので、「毎月」「2ヶ月に1回」など支払い方法を選択することになります。
例えば、通常、投資信託で10万円の利益が出た場合、2万315円(=利益10万円×税金20.315%)の税金を支払う必要があり、手元に残るのは約8万円程度です。
しかし、つみたてNISAを利用すると、投資信託で同じく10万円の利益を得た場合でも、非課税になるので、手元に10万円がまるまる残ることになります。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
今回は初心者におすすめの投資信託の3つのメリットを解説しました。
もういちど振り返ると
①投資のプロに運用を任せるので初心者でも始めやすい
②分散投資しやすいのでリスクも軽減できる
③つみたてNISAを使うと利益を非課税にできる
投資初心者の方や、株やFXのようにハイリスクな方法に抵抗がある方は、ぜひ投資信託で資産運用の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。