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健康

心疾患を防ぐ6つの方法!基礎知識とあわせて解説します

心疾患

日本人の三大死亡原因の第二位である心疾患。

突然死の原因としては一番多い病気です。

今回はそんな心疾患を防ぐ6つの予防法と基礎知識を解説します。

心疾患とは

心疾患とは、心臓またはその周りの冠動脈に異常が起き、血液の循環が阻害されることにより起きる病気の総称です。

心疾患に関わる単語の意味

虚血

虚血とは血が足りない状態を意味します。

突然死

症状が現れてから24時間以内に死亡に至ることを意味します。

突然死の中で最も多いのが、心疾患の1つである「急性心筋梗塞」です。

梗塞

梗塞とは何らかのものが詰まり、流れが止まってしまうという意味です。

冠動脈

冠動脈とは、心臓の筋肉へ酸素や栄養を送る動脈のことです。

心疾患の種類

心疾患の大部分を占めるのが「虚血性心疾患」です。

虚血性心疾患とは、心臓の筋肉(心筋)へ血液を送る血流が悪くなり、心筋が酸素不足に陥るものです。

虚血性心疾患には以下2つがあります。

心筋梗塞

心筋梗塞とは、動脈硬化などによりできた血栓が、血液の通り道を塞ぐことで血流が止まり、心筋が酸素不足に陥ることで心筋細胞が壊死してしまう病気です。

狭心症

狭心症とは、心臓に血液を送っている冠動脈が細くなったり詰まりかかったりすることにより、心臓への血液供給が少なくなることで胸部に一時的な痛みや圧迫感が起きる病気です。

心筋梗塞に比べれば心臓の機能が完全には停止していないため黄色信号状態といえます。

心疾患の症状

一度、壊死した心臓細胞は元に戻りませんので、以下の症状を感じた人はもちろんですが、感じたがすぐ良くなったという人も症状が良くなったからと安心せず、病院での検査をおすすめします。

胸痛

一番多い症状が胸の痛みです。

心筋梗塞の場合、「えぐられるような痛み」と表現されるように激しい痛みが特徴です。

狭心症と心筋梗塞の大きな違いは、心筋梗塞は発症したときに激しい痛みが20分以上続くことです。

発作後、数時間たつと痛みが引いていくことがありますが、これは壊死が始まったことにより痛みの感覚がなくなったためです。

このまま壊死が進んでいくと心臓の機能はどんどん低下し、呼吸困難や意識障害に陥り、最悪死に至ります。

痛みが引いたとしても安心せず、念のため病院で受診するようにしましょう。

息苦しさ

心臓の機能が低下することにより、息苦しさを感じることがあります。

胸の痛みなどが重なった場合は、なんらかの心疾患を疑ったほうがいいかもしれません。

心疾患の原因

心疾患の最大の原因は「動脈硬化」です。

動脈硬化は高血圧などにより血管が厚く硬くなることで、進行すると血栓ができたり、血管が狭くなったりします。

心疾患の予防法

心疾患にならないためには動脈硬化の進行を予防することが大切です。

動脈硬化は普段の生活習慣に大きく影響を受けますので

予防するために以下6つに気を付けましょう。

たばこを吸わない

たばこの煙には血管を狭める作用があり、日本人の三大死亡原因の全てで危険因子になってます。

急にやめられない人は1日に吸う本数を意識的に減らしていきましょう。

バランスのいい食事を取る

偏食を避け、魚介類や野菜をしっかりとることが大切です。

バランスのいい食事は高血圧や動脈硬化を予防します。

塩分、糖分、脂肪分を取りすぎない

塩分、糖分、脂肪分の取りすぎは高血圧に繋がります。

適度な運動

適度な運動は万病予防に効果のある良い生活習慣の1つです。

血流を良くし、高血圧などを予防できます。

ストレスをためすぎない

国際的な研究でストレスの存在は、心筋梗塞のリスクを1.55倍上昇させると明らかになっています。

ですので、ストレスを発散できる趣味を持つといいでしょう。

規則正しい生活を送る

不規則な生活は血圧が不安定になります。

夜ふかしをせず毎日規則正しい生活を送りましょう。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

今回は心筋梗塞の6つの予防法と基礎知識を解説しました。

心疾患を防ぐためには、バランスのいい食事や適度な運動を心がけ、規則正しい生活を送るのが大切です。

また、胸の痛みなど気になる症状があった場合は、一度病院での検査を受けるようにしましょう。