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健康

つらい肩こりの4大原因は?簡単肩こり解消法と効果的な食べ物

肩こり

厚生労働省の調査によると、日常生活で自覚している症状のなかで肩こりと答える人は多く、女性で1位、男性では2位となっています。

日本人の国民病ともいえる肩こりですが、とくに中高年以降は症状が改善しにくく、注意が必要です。

今回はそんな肩こりの原因と解消法について解説します。

肩こりの症状

肩こりの症状は自覚症状が出てから気づくもので、首から背中の上部や肩の筋肉の鈍痛や圧迫感、違和感などです。

肩こりの4大原因

肩こりの原因は大きく4つに分けることができます。

長時間同じ姿勢でいる

パソコンや手元の作業をするときは首を前に突き出す姿勢や、両肩をすぼめる姿勢になりがちです。

この姿勢を長時間続けていると、首から肩の筋肉が緊張し血流が悪くなり、肩こりを起こします。

眼精疲労

「眼精疲労」は細かい文字を見続けたりパソコン作業やスマートフォンなどによる目の筋肉の緊張や疲労が原因です。

運動不足

普段から体を動かしていないと、筋肉の緊張や疲労が起きやすく血行不良を招き、肩こりの原因となります。

ストレス

人間はストレスを受けると、筋肉を緊張させる自律神経の働きが活発になります。

そうすると肩周辺の筋肉が緊張し、肩こりが起こります。

連日ストレスにさらされると肩こりが慢性化することもあります。

かんたん肩こり解消法

1日5分素振り

竹刀を振り下ろす素振りの動作は、肩こり解消におすすめです。

肩より上に手をあげ、振り下ろす動作は肩まわりの固まった筋肉をほぐします。

さらに血流も促進するため、肩こりが改善します。

竹刀がない場合は新聞紙を丸めたもので代用できます。

30秒ストレッチ

ステップ1:両手を体の前で組み、手のひらを上に向けて両腕を目一杯伸ばす(5秒維持しましょう)

ステップ2:そのあとに手のひらを組んだまま体の前方へ両腕を目一杯伸ばす(5秒維持しましょう)

ステップ3:耳を肩につけれるように左右に動かす(片耳5秒維持しましょう)

ステップ4:首をゆっくり回します(10秒まわしましょう)

日常生活の改善が効果的

肩こりの原因は多くは血行不良から起こります。

日々の生活での習慣を見直すだけで防ぐことができるので、以下のようなことを注意してみてください。

パソコン作業時は適度な休憩を

パソコンでの作業や手元作業に集中すると、気づかないうちに長時間同じ姿勢を取ってしまうので、適度に休憩をして、同じ姿勢を続けないようにしましょう。

こまめに立ったり、肩まわりのストレッチを意識的に取り入れると効果的です。

スマートフォンを見るときの姿勢に注意

スマートフォンを見るときには猫背になりがちなので、画面をのぞきこむのではなく手元との距離をとることを意識してみてください。

適度な運動

肩こりの予防では筋肉に強い負荷をかける必要はありません。

例えば散歩やウォーキングといった簡単なものでいいので、日常生活に取り入れてみてください。

肩こり解消に効果がある食べ物

肩こりに効果的な栄養素として「クエン酸・ビタミンE・ビタミンB群・カルシウム」があります。

クエン酸

クエン酸は乳酸を代謝する働きがあります。

乳酸が体に溜まると、筋肉が疲労して肩こりの原因になります。

クエン酸が豊富に含まれている食べ物として「梅干し」があります。

また「レモン」「グレープフルーツ」などの柑橘類や「パイナップル」や「イチゴ」などの果物にも豊富に含まれています。

ビタミンE

ビタミンEは血行改善に効果があります。

ビタミンEが含まれている食べ物として「かぼちゃ」「アーモンド」や「うなぎ」「大豆」などがあります。

ビタミンB群

ビタミンB群には代謝を活発にしてくれ筋肉の疲労物質を分解しやすくしてくれます。

ビタミンB群が含まれている食べ物として「ネギ」「レバー」「イワシ」「サンマ」「豚肉」「チーズ」があります。

カルシウム

カルシウムは筋肉や神経の働きを助け、丈夫な骨を作る栄養素です。

カルシウムが含まれている食べ物として「牛乳」などの乳製品や魚介類、大豆製品があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

もう一度振り返ると

要点まとめ

・肩こりの症状は首や肩、背中にかけての鈍痛や違和感のこと
・原因は大きく4つある
・「長時間同じ姿勢」は血流を悪くする
・「眼精疲労」は目のまわりの筋肉疲労が原因
・「運動不足」は血行不良の原因
・「ストレス」は筋肉が緊張し肩こりが慢性化するかも
・1日5分の素振りが解消に効果的
・30秒ストレッチも効果的
・改善には普段の姿勢に注意しましょう
・簡単な運動をしましょう
・肩こりに効果がある「クエン酸・ビタミンE・ビタミンB群・カルシウム」を摂取しましょう

肩こりをしっかり治して、日々の生活を楽しく生きていきましょう。